2009年10月30日金曜日

Re: 片手運転

▼先日、車を運転していたら、何も合図もせず急な車線変更をしてママチャリを追い越した競技用自転車乗りに遭遇し、ヒヤリとした。同じ経験をした善良なドライバーは多いであろう。自転車乗りは自動車が避けてくれるものだと過信し、後方の安全確認もろくにせず我が物顔で走っているので性質(たち)が悪い。

▼車線変更する際に合図を出せば周囲に注意喚起できるが、自転車には方向指示器(ウインカー)が備わっていない。そこで、道交法53条で義務化されている手信号が欠かせない。進路変更する方向に腕を水平に伸ばし、「右!」「左!」などと大きな声を出して実行すれば、安全・安心である。

▼交通安全に不可欠な手信号にケチをつけるのが自転車ツーキニスト疋田智氏。先日の週刊ダイヤモンド誌(2009。9.26)で、手信号は動作が完了するまで続けなければならない道交法の規定に触れ、「曲芸みたいな片手運転は危険」と批判しているのには驚いた。

▼片手運転が危険な理由は明白だ。前傾姿勢を強いられるドロップハンドルの競技用自転車に乗っているからだ。前傾姿勢で片手運転となれば不安定極まりなく危険だ。手信号を普及させるならわかるが、道交法をおとしめる発言に失望した読者は多いだろう。競技用自転車はレース用であって、他の交通と共存するこことには無理があるという理由もさることながら、ドロップハンドル車の公道走行を即刻禁止すべきだ。



道交法53条(合図の義務)
車両の運転者は、左折し、右折し、転回し、徐行し、停止し、後退し、又は同一方向に進行しながら進路を変えるときは、手、方向指示器又は灯火により合図をしこれらの行為が終わるまで当該合図を継続しなければならない。

違反は5万円以下の罰金

手信号の詳細は
道路交通法施行令21条

2009年10月21日水曜日

Re: サイクリング禁止反対

▼エスカレーターの乗降時、歩いて上り下りする人のために、利用者は自主的に片側を空けている。関東では右側を空け(左側に立つ)、関西では左側(右側に立つ)という具合だ。

▼先日、都内の駅エスカレーターで、3人組みのおばさんが目の前に立ちはだかった。旅行で上京しているのであろう。「大阪では右側に立つんや」と、周囲にわざと聞こえるような声で会話しながら、3人が一列に並んでいる。後ろを振り返れば、急いでいる人たちが顔をしかめ立ち尽くしている。

▼エスカレーターの立つ位置については法律で決められているようなものではないから、右・左どちらに立とうが何ら咎(とが)められることでははない。ただ、意図的に慣習に反する行為をするのはいかがなものか、と憤りを感じる。

▼同じことが競技用自転車乗りにあてはまる。車1台分幅の片側1車線の道路。先頭をわき目もふらず走り、渋滞を引き起こす競技用自転車乗りをたまに見かける。遅い車は速い車に道を譲るのがドライバー間の暗黙のルールだ。原付バイク乗りも実践している。していないのは、競技用自転車乗りだけ。これでは邪魔モノ扱いされてもしかたがない。公道では周囲に配慮した運転を心がけてほしい。

P1020140.jpg一般道を爆走する競技用自転車

Re: No title

▼先日、とある文献を探しに郊外の公立図書館に行った。文献は難なく見つかったのはよかったが、複写(コピー)しようとしたところ悪夢が待っていた。煩雑な手続きが必要で、自分で機械を操作し、終わったら申し込み用紙とともに、当該コピーを添えて受け付けに提出しろとのこと。

▼1枚10円。拡大コピーをしたのだが、どうもうまくいかず同じページを何度か刷り直した。コピーを終え所定の手続きをしたところ、なんと受付の輩(やから)が「この4枚は同じページなので著作権の関係上、3枚は回収させてもらう」と迫ってくるでないか。

▼「コピー代金は返却してくれるのか」と問うと、「それはできません」ときっぱり。「没収となると財産権の侵害だが、そのような権限はあるのか」など、しばし問答が続いた。結局、「同じページを見ないようにしてください」と「制限」を加えられ、事は落ち着いた。
 
▼失敗分のコピー代金は30円。文章が途切れているなど読むに堪えない。しかし、料金を支払った時点で所有権は当方に帰属し、処分は自由にできる。当然、没収される筋合いはない。著作権保護とかいう前に、利用者の権利を尊重してもらいたい。


正式版に寄せられたコメント



��0円ぐらいでガタガタ言うほうが大人になれない大人だと思うが。。。

そもそも著作権が発生するのが解っていてコピーするのかが分からない。

今度は『著作権を侵害する輩』と題して記事にして欲しい。これはこれで興味がある。
西沢 @ 2009.10.26 21:43:32


30円の商品を万引きすれば窃盗罪が成立します。
金額の多寡は関係ありません。

また、私的利用の目的であれば、著作権法によって、複製(コピー)は許されています。
世捨人 @ 2009.10.26 23:19:22


��同じページは1枚しかコピーできないこと
��それ以上コピーした分は図書館が回収すること
これらの二つがどこにも明記されていなかったのなら、あなたが正しい
明記されていたなら、図書館が正しい

どちらだったんでしょうか?
TT @ 2009.10.27 15:17:19


セコ
瀬古俊彦 @ 2009.10.27 16:29:14


図書館のコピーは一枚に限って許されているというのは、図書館内で騒いだらいけない、飲食してはいけないというのと同じく、利用者の常識だと思っていたのですが、世捨人さんはそれを知らなかったのですか?

この件は世捨人さんが完全に間違っています。

一般に著作物は、私用に限って、つまり一人一枚程度ならば複写が許されていますが、団体(図書館)などが対価を取って(この場合コピー代)複製を複数枚(この場合4枚)、配布することは、完全に著作権の侵害です。
図書館ユーザー @ 2009.10.27 19:21:24


この図書館員がコピーを渡さないのは当然のことで、つまり世捨人さんは、著作権という概念を知りながら(知っていますよね?)明らかな違法行為を図書館員に強いていることになります。

また、違法行為の結果としての財物に、財産権が発生しないのは当然のことで、これは盗んだ物に(泥棒にとっての)財産権が発生しないのと同じ理屈です。ですから、この3枚分のコピーにおいて、世捨人さんは財産権を主張することは出来ません。

つづき @ 2009.10.27 19:22:28


さらに、拡大コピーを失敗したのは、あくまで世捨人さんの自己責任ですから、これを図書館の責任に帰することは不可能です。つまりコピー代の返却を申し立てることも当然出来ません。

この事案の中では、世捨人さんの主張に正当なる部分は全くありません。もしも裁判になったら、完全敗訴の事案でしょう。まさかたったの30円で裁判にする人もいないとは思いますが。

ただ、明日にでも図書館に赴き、当該の図書館員に、謝罪の意を示すべきでしょう。まともな社会人であるならば。
つづき @ 2009.10.27 19:22:57


TTさん

没収することを掲示していたら、それこそ大問題となるので、大っぴらに明記できないと思います。公立の図書館となると公権力の行使にあたり、憲法29条に抵触するのでは。
仮に著作権法違反だとしても、警察官が捜査令状を提示したうえでなければ没収できません。

また、著作権法をみても、私的利用の目的として複製(コピー)が可能ですが、枚数の限度については明記されていませんので、何ら根拠もなく没収しようとするのは、不当な行為です。
世捨人 @ 2009.10.27 22:12:31


図書館ユーザーさん
館内の飲食禁止に反したからといって飲食物を没収できますか?また、「コピーは1枚だけが常識」と、何ら法律上の規定もなく、「常識」を根拠に財産権を侵害できますか?
以下、前提条件に誤りがありますので回答は控えさせていただきます。

完全敗訴とありますが、
本事例で提訴する場合、原告・被告を明確にしたうえで、訴状内容をお示しください。
世捨人 @ 2009.10.27 22:16:22


>また、著作権法をみても、私的利用の目的として複製(コピー)が可能ですが

それは オリジナルを購入したのが あなた自身ならいいのですが
図書館の所有物である場合は 私的利用にはあたりません 
あんた @ 2009.10.27 22:37:46


世捨人さんはことの本質が全く分かっていないようですね。
この問題は、ある団体(図書館など)が対価を取って(この場合コピー代)複製を複数枚(この場合4枚)、配布することを、図書館員に、アナタが強いていることです。
これは完全に著作権法違反です。
繰り返しますが、違法に手に入れた財物に財産権は発生しません。つまり3枚分のコピーは、アナタの物ではないのです。
飲食物を没収することなどの例以前に、コピー3枚は、そもそもアナタの物ではないのです。またコピー機の使用ミスは、完全にアナタだけの責任です。図書館員に罪をなすりつけてはいけません。
といっても、意味分かります?たぶん分からないでしょうね。アナタのことだから。
図書館ユーザー @ 2009.10.27 22:38:16


それから、ここの部分が理解できないのでしょうから言っておきますが、著作権法が違法としているのは<著作物を、著作権者に許可なく、複数個数を複製して、対価とともに配布すること>です。<図書館の慣例として1部まで>ではなく、コピー代を媒介として複数枚のコピーを許可することは、本気で著作権法違反なのです。図書館員の言っていることには意味があるのです。私の言っていること、分かりますか?
図書館ユーザー    2009.10.27 10:38:16



2009年10月18日日曜日

Re: No title

第3回目となる「今日のくそったれコメント賞」(道路交通編部門)に世界のひとさんのコメントが選ばれました。同コメントにより、当ブログから巨大掲示板に巣食う輩(やから)を退治したと判断でき、評価に値します。

ただ、今回は選定に若干、苦労しました。
「名前なし」さんの【疋田さんの掲示板で、この方に関わると、すぐに「名誉毀損罪」だの「侮辱罪」だの「誹謗中傷」だの、警察に相談するだのと仰るので、危なっかしくて近づけません。】コメントとの激戦の末、世界のひとさんに軍配が上がったことを付言しておきます。おめでとうございます。


受賞作品【世捨人語(09年10月11日)】(抜粋。赤字=世捨人)


ところで私も世捨人様が誹謗中傷されたという巨大掲示板の「自転車ブログ」を見てきました。本当にひどいところです。 記述の中に、このブログについて、私と世捨人様、エディ様の「隔離病棟」という表現がありました。 このブログにもよく出てきますが、会ったこともない人に精神病院へ行けというコメントがあります。 日ごろのストレスを発散しているとしか見えません。本当に失礼で愚かな人たちです。
こういう人も、普段はいい人で通っていたりするのでしょう。巨大掲示板をストレス発散の場にするのは勝手ですが、人を誹謗中傷するのはいけません。 私も掲示板内で反論しようと思いましたが、愚かな外道(げどう)たちと同類になるのでやめました。

また、他の某スレで私のこのブログでのコメントがコピーされて貼り付けられているのも見つけました。
結局、他人のあげ足をとって楽しんでいる人たちです。自分たちでは何もできない人ばかりです。 他人を攻撃し、馬鹿にすることしかできない駄目な人たちです。くだらないことに必死になっているかわいそうな人だちです。 もし、この私のコメントを読み、腹を立てたのであれば、まだ更生の可能性はあると思います。 早く更生することを願います。 一度カウンセリングを受けてください。きっと道は開けますよ。心の扉を開けてください。

世界のひとさん 2009年10月14日 18:59 Edit



2009年10月17日土曜日

カタカナ肩書きについて

日経新聞に「自転車の飛ばしすぎ防げ」という見出しでサイクリングロードの暴走自転車問題を取り上げていました。記事の写真は、東京・多摩川サイクリングロードでセンターライン上を走行する競技用自転車を掲載していました。

東京・町田市は境川サイクリングロード(CR)について、呼称から「自転車専用道路」だと勘違いする自転車乗りがいるため困惑していると報じています。町田市は今月末、同CRについて「歩行者優先」をアピールする名称に変更するそうです。

また、「どけと言われた」という歩行者の嘆きの声を紹介していました。言葉は人を傷つける最大の武器です。警音器(ベル)を優しく鳴らせば不愉快な思いをさせなかったであろうと考えると至極残念です。ベルを装着しない、走行音が出ない、爆走競技用自転車乗りが想起されます。


参照
日本経済新聞2009年10月16日夕刊(都内発行版)

2009年10月14日水曜日

Re: Re: 左折レーンについて

▼競技用自転車を乗っている輩(やから)は、信号無視が得意だ。交差点を左折する時は必ずといっていいほど信号無視の違反を犯している。

▼今朝見た競技用自転車に乗ったツーキニスト。進行方向の信号が赤にもかかわらず停止線を通り過ぎる。さらに、横断中の歩行者がいるにもかかわらず合間をぬうように横断歩道を横切り、ようやく停止した。すなわち、交差点内で信号待ちしている。危険極まりない行為だ。

▼ゆっくりとしたスピードで交差点内に進入しているのをみると、信号が青に変わるのをうかがっているようであった。完全に止まるのが面倒なのだ。要は足をつける動作が煩(わずら)わしくなる、高いサドル位置が関係している。

▼次に道交法上の問題を考察する。赤信号で停止線を超え交差点内に入った時点で「信号無視の違反」を適用するなど、競技用自転車に対しては法を厳格運用べきだ。悪質な競技用自転車乗りを公道から一掃しなければ、安全・安心は訪れない。

~ P33
交差店内で停止する競技用自転車乗り。サドル位置が高いため左足はブロックに

道交法7条(信号機の信号等に従う義務)
道路を通行する歩行者又は車両等は、信号機の表示する信号に従わなければならない。


11.jpg

画像提供・エディ氏(2009年10月15日 21:31コメント参照)


※タイトルを変更しました(14日21時40分)

2009年10月11日日曜日

No title

ねらーの生態に関し新たな発見がありましたのでお知らせします。ブログ荒らしのねらーには特徴があります。本人もブログを開設しており、そこではいい人を演じていますが、他人のブログでは汚い言葉を浴びせブログ主を傷つけていることです。つまり、自分がされたら嫌なことを他人のブログでは平気で行います。

当ブログでおなじみの「ニワカ」さんのブログ(白蘭花 Weblog)を拝見すると、好青年の印象を受けました。当該ブログの「ぷち・坂道トレーニング?」に21時42分に以下のコメントを書き込みをしたら40 分後の22時20分ごろに削除されました。改めて謝罪を求めます。



3 ■謝罪は?
ニワカさん
他人のブログに誹謗中傷するコメントを書いて謝罪しないのですか?
ここでは投稿者に敬称をきちんとつけているのですね。
「今日のくそったれ」(道路交通編)にて、誠意あるコメントを期待します。
http://38moto3.blog83.fc2.com/?no=57
天国のおばあちゃんが泣いていますよ。


>世捨人
さらに面白い事を言いますな。
それが2ちゃんねるの書き込みの証明となるのですか?
それはFC2のアクセス解析であり、2ちゃんねるの
アクセスの証明にはなりえないでしょう。

基本的に考えというか思考がおかしい方のようですね。

早く謝罪したらどうですか?
ニワカ URL 2009年10月08日 15:44 Edit

世捨人 2009-10-11 21:42:52 >>このコメントに返信

2009年10月9日金曜日

No title

「世捨人語」(10月4日)に巨大掲示板に巣食う輩からコメントが寄せられました。交通安全について考える崇高な理念のブログを攻撃する輩です。巨大掲示板に巣食う輩の生態や知的水準を知る上で貴重な資料となりました。

当該コメントをまとめました。ストーリーは巨大掲示板への書き込みを白状させるものです。自白させるためヒントを与えたつもりが、逆に強気になって過激な発言が飛び出します。最後は惨めな姿を露呈します。アリバイ崩しを推理しながらお楽しみください。

2009年10月6日火曜日

Re: サイクリング禁止反対

▼暴走自転車を調査するため、東京・府中市の多摩川サイクリングロードに向かった。道幅は、片側1車線は大人2人が並べばふさがるほどだ。そんな折、競技用自転車が横を通過した。スピードはそれほど出ていなかった。ただ走行音が出ないので、気配もなく突如現れ過ぎ去っていく姿は、この上なく不気味だ。

▼河口に向かって車で移動しつつ調べた。次の瞬間、驚く光景を目にする。なんと、砂利道が広がっている。東京・狛江市辺りのはサイクリングロードは未舗装のようだ。ところどころに地肌が見えるが凸凹のある悪路ではなく、それなりに整備はされている。

▼歩いていても安心だ。「ザク・ザク」と砂利を踏む音がするため、後方からの自転車の存在に気づく。振り向くとともに脇により自転車を通すと、ママチャリに乗った高校生が「すみませ~ん」と一言いって通過した。礼儀正しさに心地良い気持ちとなった。砂利道のためスピードが出ないためか、自転車はみなのんびり走っている。

▼さらに平安なことは競技用自転車が1台も通っていないことだ。砂利が舗装路専用の競技用自転車の行く手を阻んでいる。競技用自転車の悪路。これこそサイクリングロードの究極の姿でないか。全国のサイクリングロードは砂利道にし、競技用自転車が乗り入れできないようにすべきだ。その暁には安全・安心が必ず実現する。


komae.jpg
狛江市内の多摩川サイクリングロードは砂利道

2009年10月4日日曜日

Re: 道場破りじゃないのですから

荒川と多摩川サイクリングロードで、競技用自転車の暴走が問題になっています。先日、実態調査に出向きました(後日、記事にします)。荒川河川敷の写真は「3年B組金八先生」などドラマのロケ地で使われる場所を撮影したものです。

それはさておき、両サイクリングロードの写真を比較すると、多摩川の狭さが一目瞭然です。荒川は河川敷にありますが多摩川は堤防上にサイクリングロードがあります。
共通点もあります。いずれも競技用自転車が安全・安心を脅かしていることです。

tamagawa0003.jpg
多摩川サイクリングロード(府中市)

1arakawa0001.jpg
荒川下流河川敷(荒川区)

arakawa10001.jpg
上の写真を堤防から撮影(荒川区)

2009年10月1日木曜日

うっ!

10月1日から新企画「世捨人語」をスタートします。
記事に関する裏話やお知らせをはじめ、本編とは離れた軟らかい話題をお届けします。掲載は不定期です。

初回は、「警音器(ベル)を装着しない自転車は公道からつまみ出せ」(2009/09/21)の記事。翌22日、ここで話題にした疋田氏が自身のメールマガジンでダイヤモンド誌を講評してました。当ブログを意識しているのでしょうか?