2012年4月18日水曜日

世捨人語 「自転車の車道走行は営業妨害か」

春の全国交通安全運動が各地で行われました。今回も悪質な自転車対策などが重点目標でした。で、交通安全運動の主催団体に内閣府、警察庁と並んで「全国乗 用自動車連合会」という団体が名を連ねています。これは別名「全国ハイヤー・タクシー連合会」とするタクシー業界団体です。

この団体のHPをみると、「自転車交通秩序実現のための総合対策」という要望活動についての資料が掲載されています。「自転車が車道走行するとタクシーとの交通事故が増える」ということで、自転車の車道走行に難色を示しています。

警察庁に6項目にわたる要望をしています。要約するに、タクシーは客の乗降で車両を路肩に寄せることもあり、「自転車が車道を走っていたら円滑な営業活動が阻害される。自転車が車道走行可能な場所は限定せよ」といったところでしょうか?

交通安全運動の主催団体の要望は重く受け止めるべきでしょう。他に「日本バス協会」や「全日本トラック協会」といった運輸業界も主催団体ですが、タクシー団体に同調して共闘して交通安全について考えていただきたいと考えるのは、お節介でしょうか?




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参照
春の全国交通安全運動
全国乗用自動車連合会

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