2012年5月24日木曜日

スクールゾーン内のロードバイク乗り入れを禁止せよ

前回の記事で、 交差点内で曲芸する競技用自転車乗りを糾弾し共感を得た。が、重大なことを見落としているゾ。画像をもう一度見てもらいたい。電柱に貼られた緑の標識にあ る「文」の文字。これは「スクールゾーン」(通学路)であることを示す。すなわち近くに学校があるのだ。車両で通行するには細心の注意が必要だ。

▼ ところがどっこい。画像の競技用自転車乗りは、停止線を越え横断歩道に進入して停止している。極細の700Cタイヤの高さは、小学生低学年の児童の背丈と 似ている。子どもたちからすれば、とてつもなく巨大な車輪に写る。そんな巨大物体が横断歩道に突き出ていれば、子どもたちは恐怖で震え上がるであろう。

▼また、この競技用タイヤは空気圧が高いためカチカチに硬く、いうなれば殺傷能力の高い凶器だ。しかもホイールは、工具なしで車体から簡単に取り外すことができ、何らかの拍子で外れて登下校中の集団の列にタイヤが直撃する惨事も否定できない。

▼身体が未発達の子どもたちにあっては、予断を許さない。先日も、トライアスロンの大会で自転車に接触した小学2年生の女児が鎖骨を折るという痛ましいニュースが飛び込んできた。とにかく、スピードが出やすく制動力にも疑問があるとされる競技用自転車を通学路内に乗り入れることは危険だ。即刻、禁止せよ。





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no more bicycle


通学路を示す標識。黒塗りの部分には市町村名が明記される

2012年5月16日水曜日

ビンディングペダル撲滅宣言を採択せよ

▼先日、車を運転していた時のこと。交差点で奇妙な光景を目にする。視界に入ったのは競技用自転車乗り。なんと電柱につかまって信号待ちしているでないか。車体を前後に動かし何やら落ち着かない様子だ。

▼カラクリがわかった。原因は足を固定するビンディングペダル。ビンディングの着脱が煩わしいがために、横着して足を地面に着けないのだ。重心が安定しないのであろう、ふらふらしている様子はさながら曲芸だ。

▼交差点付近は事故多発地点だ。身体がむきだしの自転車においては最も警戒せねばならぬ場所だ。それなのに曲芸とは緊張感が欠けている。交通安全への冒涜(ぼうとく)行為であり、見過ごすわけにいかない。

▼諸悪の根源はビンディングペダルにある。ビンディングペダルはスピードレース用であり、一時停止の標識が多々ある一般公道においては向いていない。いや不必要だ。ビンディングペダル撲滅へ向け国民世論を盛り上げていくことを、ここに宣言する。

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電柱につかまり、ふらつく競技用自転車乗り

2012年5月6日日曜日

路線バス運行エリア内の自転車走行を全面禁止せよ

▼最近、都内を走る路線バスを見て気になることがある。車両後部に貼られたステッカーだ。「自転車はルールとマナーを守りましょう」(小田急バス)、「自転車の飛出し注意」(関東バス)といった具合だ。

▼車道を走るようになった自転車乗りに交通安全を呼びかけているのか。いや、この種のステッカーで乗用車やオートバイを名指したものは記憶がない。となると、「自転車は原則車道」に抗議していると考えることもできる。

▼ なるほど、路線バスは主に交通量の多い主要道路を走行している。そこに自転車が(車道を)走れば交通環境が悪化しかねない。さらに、小回りや加速力が劣る バスは追い抜きができず、前を走る自転車の速度にあわせて走行することにもなる。遅延の原因となり定時運行に影響するのは火を見るより明らかだ。

▼ご案内の通り、路線バスは公共交通機関として国民の生活の足を支えている。定時運行の妨げは公共の福祉に反する。そもそも自転車と大型のバスが同じ走行空間を走るのは狂気の沙汰だ。安全面からも路線バスが走る道路においては自転車の通行を全面禁止すべきだ。


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バンパーにステッカー(小田急バス)

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リアガラスにステッカー(関東バス)