2012年5月6日日曜日

路線バス運行エリア内の自転車走行を全面禁止せよ

▼最近、都内を走る路線バスを見て気になることがある。車両後部に貼られたステッカーだ。「自転車はルールとマナーを守りましょう」(小田急バス)、「自転車の飛出し注意」(関東バス)といった具合だ。

▼車道を走るようになった自転車乗りに交通安全を呼びかけているのか。いや、この種のステッカーで乗用車やオートバイを名指したものは記憶がない。となると、「自転車は原則車道」に抗議していると考えることもできる。

▼ なるほど、路線バスは主に交通量の多い主要道路を走行している。そこに自転車が(車道を)走れば交通環境が悪化しかねない。さらに、小回りや加速力が劣る バスは追い抜きができず、前を走る自転車の速度にあわせて走行することにもなる。遅延の原因となり定時運行に影響するのは火を見るより明らかだ。

▼ご案内の通り、路線バスは公共交通機関として国民の生活の足を支えている。定時運行の妨げは公共の福祉に反する。そもそも自転車と大型のバスが同じ走行空間を走るのは狂気の沙汰だ。安全面からも路線バスが走る道路においては自転車の通行を全面禁止すべきだ。


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bus_under.jpg
バンパーにステッカー(小田急バス)

bus_rear.jpg
リアガラスにステッカー(関東バス)

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