▼ところがどっこい、競技用自転車でカーボン素材のフレームが出回っており、非常に憂慮している。カーボンは炭素繊維だ。軽量化を図れるが、強度に難点がある。全てを使用した「フルカーボン」となると、ガラス細工の玩具に乗っているようなもので非常にきわどい。
▼衝撃に弱くデリケートな、カーボンフレームをかばうためにとんでもない運転がはびこっているのも事実だ。段差や路面の凸凹を避けるために急な進路変更をしたり、フレームに負荷を与えるブレーキ操作も躊躇してしまうことも否定できない。
▼致命的なのは、落雷の影響を受けやすいことだ。はるか遠くで雷鳴が響いただけで運転者のあせりを生み、正常な運転ができないおそれのある状態となろう。カーボンフレームは交通安全とは相容れない素材である。一般公道での使用を全面禁止するよう、法整備を促したい。
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集団爆走する競技用自転車乗り(神奈川・湘南海岸周辺)