▼とある大型ショッピングセンター内にある自転車店。向かうはライト売り場。数多(あまた)あるLEDライトのパッケージを一つ一つ手にとって内容を確めた。次の瞬間、怒り心頭に発し、商品を床にたたきつけようかと思った。
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理由は「
カンデラ」。「100カンデラ」や「150カンデラ」など、ライトの明るさを示すものとして馴染みの薄い「カンデラ」を用いているのだ。数字が高いほど光
が強いのは想像がつく。が、「何ワットの電球の明るさに相当」などと、具体例を出さなければ、どれほどの明るさなのかさっぱりわからないでないか。
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それにいいか、ここからが重要だゾ。公道で求められている自転車用ライトの基準は、都道府県の公安委員会が定める政令による。東京都の場合、「前方10
メートルの距離にある障害物を確認できる」ものだ。ところがどっこい、どの商品にも同基準を満たしているとの記載が一切ない。
▼さらに驚
愕の事実を発見した。ハンドルへの取り付け方の説明があるなど自転車用に開発されたことは明らかなのに、パッケージには「
自転車用ライト」とは明確に謳っていないのだ。法令に適合しない「違法ライト」であることを意図的に隠ぺいしているのでないか。国民を愚弄する行為であり
断じて許されない。
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