2012年10月25日木曜日

700×23Cタイヤの使用を禁止せよ

▼スピードレース用に開発された競技用自転車のタイヤ幅はわずか23ミリしかない極細仕様だ。専門用語で「700×23C」と表記される。タイヤが細いと路面との摩擦が減るため「転がり抵抗」を抑えることができ、スピードを出すことに有効だ。

▼が、一般公道での使用するにはあまりにも危険だ。超過スピードを招くばかりか、この極細タイヤは排水溝の溝にすっぽりはまるサイズであり、走行中であれば前方に身体が放り出され「大回転」という惨事も免れない。

▼タイヤ幅23ミリといっても、実際に路面と設置する部分の幅は1センチにも満たない。タイヤのグリップ力に難が生じ、曲がる時や降雨時はスリップ(横すべり)を覚悟しなければならないほど、きわどいのだ。

▼また、自転車が走る道路左端はでこぼこが多く、空気圧が高い極細タイヤで通行すれば、はじかれてしまいふらつき・転倒の原因となる。コンマ1秒を争うレースならいざ知らず、一般公道では無用の長物。700×23Cタイヤの使用を全面禁止すべきだ。


極細の700×23Cタイヤ
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極細タイヤは排水溝の溝にすっぽりはまる。
また、コンクリートの路肩とアスファルト道路
の境目は段差でデコボコだ




参照
自転車のタイヤは20インチ以下に規制せよ
競技用自転車の「車高」を下げよ


 自転車の制限速度(時速15キロ)法制化とバックミラー、方向指示器、制動灯装着義務化を

2012年10月18日木曜日

自転車の国道走行を禁止せよ

▼10月某日、22時を回ったところ。都内新宿から多摩・八王子地区を結ぶ国道20号。下り車線は家路を急ぐクルマに混じって自転車利用者の姿が目立つ。クルマを走らせると、自転車を追い越したらまたすぐに別の自転車に追い着くという繰り返しだ。

▼国道を走る自転車が目立つようになったのは、自宅から会社まで片道10キロ以上の長距離を自転車で通勤する輩(やから)が増えたからだ。国道をたどれば迷うことなく目的地にたどり着けるため、自転車乗りは重宝しているのであろう。

▼ 割を食うのが自動車のドライバー。片側2車線の歩道寄りの第一通行帯を走るクルマは、自転車を回避するため車線変更の合図(ウインカー)を出したりブレー キをかけるはめとなり、そのたびに後続車や第二通行帯を走行するクルマも減速や停止せざるをえず、交通の円滑が著しく阻害されていた。

▼ 国道の多くは時速50~60キロで走る車両を想定して整備されている。人力で安定した速度が出せない自転車には酷というか場違いだ。小回りが効き、一方通 行規制の除外となっている自転車においては、路地裏の生活道路を走行することで本来の性能を発揮できる。国道走行は自重せよ。



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㊤真夜中に大量の自転車乗りが国道に大
㊦お決まりの信号無視(いずれも都内の
国道20号)



参照 自転車通勤は自宅から最寄り駅までに限定せよ

                                           
 自転車の制限速度(時速15キロ)法制化とバックミラー、方向指示器、制動灯装着義務化を

2012年10月11日木曜日

車道を走る自転車は右側通行にせよ

▼車道を走る自転車は、クルマと同じ左側通行となっている。しかし、速度差のあるクルマと自転車が同じ進行方向を走るのは、接触事故の危険性や交通の円滑の阻害要因など、本来は好ましくないことではないか。そこで発想を転換し自転車の右側(右端)通行について考察した。

▼ 右側を走れば対峙するクルマの動きがよくわかる。バックミラーがない自転車において、後続車に気づかず不意に追い越しされるという恐怖から解放される。駐 車車両を避ける場合も、後方確認をせず周囲に迷惑をかけていたが、走行車両に注意を払い進路変更できる。さらに「小回り左折」が困難となり「二段階左折」 が徹底できよう。

▼ドライバーにもメリットはある。左折時の巻き込み事故の心配はなくなり、右折の際も右ハンドル車においては右方向は視 認しやすいため、自転車の存在に気づきやすく、当然、「右・直事故」もなくなる。また、狭い道路において渋滞の原因となっていた自転車を追走するという事 態がなくなるため、公共の福祉にかなう。

▼右側通行が危険だと騒ぐ輩(やから)がいるが、これは左側通行する自転車と混在する「逆走」が生じることへの非難であって、右側なら右側通行を徹底させれば解決する問題だ。以上、自転車の右側通行は交通安全に資すると確信したところであり、法改正を待ちたい。


右側走行して右折する競技用自転車(手前)
と自転車横断帯を通行する普通自転車

2012年10月4日木曜日

車道外側線の上を走る競技用自転車に鉄槌を

▼道路上で由々しき事態が発生している。それは、白で敷かれた「車道外側線」のライン上を走行する自転車がいるのだ。競技用自転車に顕著なのだが、自動車に追いつかれた際、外側線上に進路を変更することがままあることに憤慨している。

▼ 意図はわからないが、邪魔にならないよう配慮しているつもりであるとすれば、勘違いもはなはだしい。車道外側線というものは自動車を運転中、路肩に寄りす ぎて縁石や側溝にタイヤがとられないようにするための、目印となっている。ドライバーは外側線を目安にすることで車線をはみ出すことなく安定走行ができる のだ。

▼目印の役割がある外側線の上を前を走る自転車が通行していたらどうなるか。自動車のドライバーは目の錯覚を起こし走行位置が定まらなくなる。知らず知らずにセンターラインをはみ出し、最悪の場合、対向車と激突する危険もある。

▼もっとも、外側線は降雨時に表面に水たまり(水滴)ができすべりやすくなっている。グリップ力の弱い極細の競技自転車用タイヤでの走行は転倒のおそれがあり危険極まりない。いずれにせよ、車道外側線は自転車専用の通行ラインではない。外側線上を走るのはやめよ。


2台の競技用自転車が車道外側線上
で爆走練習