2012年10月11日木曜日

車道を走る自転車は右側通行にせよ

▼車道を走る自転車は、クルマと同じ左側通行となっている。しかし、速度差のあるクルマと自転車が同じ進行方向を走るのは、接触事故の危険性や交通の円滑の阻害要因など、本来は好ましくないことではないか。そこで発想を転換し自転車の右側(右端)通行について考察した。

▼ 右側を走れば対峙するクルマの動きがよくわかる。バックミラーがない自転車において、後続車に気づかず不意に追い越しされるという恐怖から解放される。駐 車車両を避ける場合も、後方確認をせず周囲に迷惑をかけていたが、走行車両に注意を払い進路変更できる。さらに「小回り左折」が困難となり「二段階左折」 が徹底できよう。

▼ドライバーにもメリットはある。左折時の巻き込み事故の心配はなくなり、右折の際も右ハンドル車においては右方向は視 認しやすいため、自転車の存在に気づきやすく、当然、「右・直事故」もなくなる。また、狭い道路において渋滞の原因となっていた自転車を追走するという事 態がなくなるため、公共の福祉にかなう。

▼右側通行が危険だと騒ぐ輩(やから)がいるが、これは左側通行する自転車と混在する「逆走」が生じることへの非難であって、右側なら右側通行を徹底させれば解決する問題だ。以上、自転車の右側通行は交通安全に資すると確信したところであり、法改正を待ちたい。


右側走行して右折する競技用自転車(手前)
と自転車横断帯を通行する普通自転車

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