2013年4月4日木曜日

荒川・河川敷道路、自転車の速度規制撤廃にモノ申す

▼とんでもないニュースが飛び込んできた。4月3日付の読売新聞夕刊(東京版 )によると、国土交通省が管理する東京・荒川の河川敷道路(俗称サイクリングロード)における自転車の速度規制(時速20キロ)を、7月にも撤廃するということだ。

▼速度規制は2010年、歩行者の間を猛スピードで走り抜ける悪質自転車の接触事故が後を絶たないなか、設けられたという。が、「道交法が適用されない河川敷道路では警察が違反者を取り締まることができない」など実効性が乏しいようで、利用者からの不満もあったため速度規制を断念するとのことだ。

▼記事によると、歩行者と自転車の対立が深刻化しており、利用者から「20キロではすぐに止まれないので10キロがいい」といった苦言や、ルールを守らない自転車が多いとして少年野球チームの関係者が路上に三角コーンを置くなど、一触即発の状態であったという。

▼いずれにせよ、悪質自転車を野放しにすることは断じて許されない。時速20キロ超でかっ飛ばす代表格は、爆走練習で猛進する競技用自転車だ。速度規制が困難であるならば、ドロップハンドルの競技用自転車乗り入れを禁止するのが手っ取り早い。競技用自転車をつまみだし、一刻も早く荒川・河川敷道路の安心・安全を取り戻してもらいたい。


画像=巡回中の道路管理者の原付バイクを挑発する競技用自転車(荒川河川敷道路)

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