2011年9月27日火曜日

成人男性の自転車利用は控えよ

▼都内ではオートバイのすり抜け・ジグザグ運転が危険であるとしてドライバーから集中非難を浴びていた。ところがどっこい。その危険運転の主役がオートバ イから自転車に移っているのだ。理由は、これまで「チャリンコ」とかいって自転車を見下ろしていた成人男性がブームに乗じて触手を伸ばし、公道を我が物顔 で走行するようになったからだ。

▼人力の自転車は乗り手の運動能力によっていくらでもスピードが出せる。体力のある成人男性が、競技用自 転車をはじめとするスピードの出やすいスポーツタイプの自転車で公道をかっ飛ばせばどうなるか。自転車の本来の担い手である子どもやママチャリに乗った主 婦、高齢者などゆっくりと走る「自転車弱者」が危険にさらされているのだ。

▼特に無理な「追い越し」や「割り込み」をされ、肝を冷やすマ マチャリが激増している。先日も後ろからクルマが近づいているにもかかわらず急に進路変更し、若い女性が慎重に運転してる自転車のすぐ横を猛スピードで追 い越す成人男性が乗った競技用自転車によって、周囲は一時騒然としたほどだ(写真)。

▼成人男性が乗 る自転車によって「自転車弱者」との速度差が顕著となり公道の秩序が乱されている。男性にはクルマなどモータースポーツという大人ならではの趣味をもって もらいたいと言いたいところだが、自転車に乗るなとはいわなない。「自転車弱者」のために自転車利用を極力慎んでもらいたい。それが公道の安全・安心につ ながり公益に適うでないか。


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at a loss
自転車が急に進路変更をしたため、自動車の通行の妨げに



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