2011年10月26日水曜日

競技用自転車、これが渋滞の原因だ



▼先日、クルマを運転していたときのこと。都内某所。片側一車線の道路。沿線にはメーカーの工場があり、トラックなど交通量が多い場所だ。混雑のため流れが悪い状態であった。

▼ 反対車線に目をやると、驚愕の光景を目にする。なんと、大型トラックが競技用自転車乗りに進路をふさがれているでないか。道路幅が狭いなど追い越しができ ず、トラックは制限速度時速40キロの道路を、速度が安定しない競技用自転車のスピードに合わせ、ノロノロ運転を強いられるハメに。

▼トラックの後ろには車が列をなしていた。すなわち渋滞の原因となっているのだ。トラックの運転手は「プシュー」というエアブレーキのエア抜きで注意を呼びかけているが、競技用自転車乗りは進路を譲る気配はない。物流に支障をきたしかねない。

▼競技用自転車乗りは専用ウエアを着ており明らかに爆走練習中だ。交通の秩序の観点から、配慮に欠けた行為でないか。歩道に目をやれば通行人はいない。国内の幹線道路の多くは、車道の交通量に比して並行する歩道はガラガラで、自転車の走行が可能だ。歩道を走れ。

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2011年10月20日木曜日

毎日新聞自転車報道の「虚報」を暴く

▼毎日新聞(19日)の朝刊1面トップ(東京版)は「自転車走行、歩道は禁止・厳格運用」。はっきりいって、欠陥だらけの記事であった。ベタ扱いの記事を トップにするために体裁上、無理やり行数(文字数)を伸ばしたことがうかがえる。プロが読めば、不要な部分が多い「ぜい肉」だらけの記事であることは一目 瞭然だ。

▼で、肝腎な「自転車の歩道走行禁止」を厳格運用する理由が書かれていない。「自転車が関連する事故が増えている」というそれら しき部分はあるが、これは一般論を述べたのであって、今回の方針は事故増を受けて打ち出したものなのかはっきりしない。あたかも「事故が多いから車道走行 を徹底する」ということを印象づけるためのミスリードでないか。

▼一部週刊誌など「イエロージャーナリズム」でよくある手法だが、記者の 「自転者の事故が増えていますが、自転車の原則車道走行が徹底されていないのが原因だと思いますが?」との誘導尋問に、警視庁幹部が「マナーを守れば防げ る事故は多い」と一般論を述べたのを、「歩道は禁止・厳格運用」と大げさに表現したのではなかろうか?

▼驚愕は「子供や高齢者らを除き車 道の左側を走るよう促す」という部分。なぜ、子どもや高齢者にも車道走行を徹底させないのか。車道は危険であるので推奨できないというジレンマなのか。と 思いきや、文章の最後は「方針とみられる」となっている。「みられる」という記者の推測(主観)にすぎないのだ。客観報道を旨とせよ。しっかりしろ。毎日新聞。

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参照
毎日新聞
毎日新聞の自転車報道に苦笑

2011年10月18日火曜日

自転車用ウエアを「屋外広告物」条例で規制せよ

▼東京には「屋外広告物」を規制する条例がある。広告看板を設置する場合、景観を損なうことがないよう、デザインや設置する場所について審査を受ける必要 がある。で、最近、小田急電鉄の車両に装飾した「ドラえもん列車」が広告物にあたるにもかかわらず、必要な許可を得ていなかったとして都から警告を受け、 同列車の運行をとりやめたニュースが話題となった。

▼公道に目を向けると、車両全体を装飾した「ラッピング」バス・タクシーも規制対象となっている。むやみやたらと広告を掲出することで、周囲を走行する他の道路交通の運転者が目移りし、安全運転に支障をきたすため規制には十分理解できる。

▼ただ、規制対象が不十分だ。単刀直入にいえば、競技用自転車乗りが着用する自転車ウエアも追加すべきだ。プロが自転車レースで着用しているウエアが市販されており、スポンサー企業名やロゴが大きくプリントされていることで広告媒体そのものとなっている。

▼一例であるが、「マクドナルド」の「M」のイニシャルが入ったウエアを よくみかける。このマクドナルドウエアを着用した競技用自転車乗りが、東京・多摩川サイクリングロードなど国民の憩いの場で走っており、子どもたちにファ ストフードを食べさせたくない親権者の心情を逆なでしている。いずれにせよ、競技用自転車乗りのウエアは「走る広告塔」と化しており、他の交通の運転者の 目移りによる前方不注意による事故をなくすためにも、早急に規制すべきだ。





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「広告媒体」となっている自転車用ウエア



参照
神奈川新聞
スポンサー企業目入り自転車ウエアを禁止せよ
屋外広告物規制

2011年10月13日木曜日

千葉・鴨川有料道路は競技用自転車の通行を禁止せよ

▼先日、千葉・房総半島の先端、安房(あわ)方面へ出かけたときのこと。一般道を走行中、「鴨川有料道路」にさしかかった。う回路もなく有料道路を強制的 に通行させる策略に憤慨しそうになったが、ぐっとこらえた。通行料は200円(普通車)。片側一車線の約5キロの道路だ。

▼途中、トイレ併設の駐車場を通過したときに驚愕の光景を目にする。7~8人の競技用自転車乗りが駐車場内をたむろしていたからだ。「不法進入でないか」と怒りが最高潮に達する寸前に、カラクリがわかった。なんとこの有料道路は自転車も通行できるのだ。

▼ 自転車走行可の有料道路とは珍しいが、はっきりいって危険だ。この道路の制限速度は時速50~60キロであるが、信号機がないため高速道路(自動車専用道 路)と同じ感覚でドライバーはクルマを走らせている。そこに、身体がむき出しで走行が不安定となりがちな自転車を走らせるのは、交通安全の観点から容認し がたい。

▼もっとも起伏の激しい道路であるため、上り坂を苦手とするママチャリでの走行は適さないでないか?さらに、カーブが連続してい るところをみると、静岡県にある日本サイクルスポーツセンター(CSC)のレースコースと重なる。となると、先の競技用自転車乗りは爆走練習を目的に集結 したに違いない。到底許しがたい。競技用自転車の通行を直ちに禁止せよ。



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競技用自転車乗りの爆走練習場となりかねない鴨川有料道路

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自転車の通行料金は原付バイクと同じ20円



参照
競技用自転車乗りを強制収容せよ

2011年10月4日火曜日

世捨人語 「競技用自転車の単独走行は危険」

3日発売の週刊ダイヤモンド誌に面白い風刺画(写真)が掲載してありました(P11)。福山康治氏の作品、タイトルは「だって、公道で自転車は危ないんでしょ!」。自動車の屋根の上で競技用自転車乗りがペダルをこいでいます。



RV車の上で競技用自転車乗りがペダリング

自 転車のペダルを動力とする自動車なのか、「ローラー練習」をしながら走行気分を満喫できるというものなのか、意図はわかりません。いずれにせよ、身体がむ き出しの自転車が単独で車道を走ることが危険であることを国民が懸念しているということなのでしょう。どうせなら前回の「自転車」特集号に載せてもらいた かったです。

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