2012年8月30日木曜日

日本の恥部「自転車は車道」を改めよ

▼今夏、ロンドン五輪の女子マラソンをテレビ観戦して気になったことがある。コースとなった市街地の道路上のところどころに自転車のマークが描かれていたのだ。そう、白線で区切られた自転車専用レーンだ。

▼ロンドンをはじめ欧州諸国では自転車レーンは、歩道ではなく車道に設置されている。で、これをもって「 自転車は車道」というのは違和感がある。「自転車は専用レーン」とした方が正確であろう。

▼もっとも日本でいう「自転車は車道」とは意味合いが全く異なる。国内ではトラックやバスと、身体がむき出しの自転車が同一の走行レーンを走っており、世界に類をみない凄惨(せいさん )な道路環境である。

▼このまま自転車乗りの安全をないがしろにしていいのか。欧州にならって専用レーンを設けるのもよい。その場合、自転車横断帯と相性の良い歩道に整備するのが合理的だ。



歩道に整備しないと使い勝手が悪く利用率が低い
(画像は神奈川県・川崎市の自転車道)

2012年8月24日金曜日

乗るな 乗せるな 競技用自転車

▼今夏、平穏な交通安全社会をぶち壊す鬼畜に遭遇した。それは、都内有数の繁華街にある横断歩道で信号待ちしていたときに訪れた。

▼車道に目をやると競技用自転車乗りが交差点に向かって走行していた。次の瞬間、驚愕の行動に出る。なんと車道を横切り逆走するのだ。しかも、横断歩道を斜行し歩道に突入するでないか。通り魔か?周囲に緊張が走った。

▼ほとぼりがさめたところで現場検証してみた。片側2車線の道路。直進中の競技用自転車乗りは右折しようとしたが、信号が赤に変わったので交差点から曲がるのを断念し、歩道を利用してショートカット(近道)したわけだ。

▼「逆走して歩道へ突入」。なんという危険行為だ。競技用自転車という乗り物が正常な感覚をマヒさせるに違いない。スピードレース用に開発された競技用自転車の公道走行を全面的に規制せよ。


車道を逆走後、歩道に突入

2012年8月9日木曜日

自転車競技部を廃部せよ

▼先般、「お前ら、いいかげんにしろ」と怒鳴りつけたくなる場面に遭遇した。自動車を運転中のこと。信号が青に変わりゆっくりと加速すると、2人組の競技用自転車乗りに追い抜かれた。道路幅が狭く対向車も多いこともあって、安全に追い越せるまでしばらく追尾することに。

▼よくみると、赤と白のユニフォーム姿である。腰のあたりに書かれた文字は大学名のようだ。自転車競技部員であろう。時速36キロ余と、普通自転車では不可能に近い猛スピードで突っ走っている。公道上でクラブ活動の練習をしているのか。もしくは試合中(レース)なのか?

▼もとより普段、彼らはどこで練習しているのだろう。自転車競技部あれど、キャンパス内に専用コースを備えた学校があると聞いたことがない。それどころか学内は自転車の乗り入れを禁じていることが多い。となると、猛スピードで自転車を走らせる場所は公道に限られよう。

▼ご案内の通り、道路は国民の生活に不可欠な社会基盤である。自転車競技部の練習場所として私物化するのは言語道断だ。「交流量が少ない場所でやっているから大丈夫」とのごまかしは通用しない。交通安全に挑戦する反社会的なクラブ活動を野放図にするな。即刻、廃部せよ。


前を走る自動車との間隔が開き、交通の円滑を阻害
(画像は一部修正しています)

2012年8月2日木曜日

右折「まくり差し」競技用自転車乗りに鉄槌を

▼あの時の憎しみは一生忘れらない。とあるT字路交差点での出来事。右折と左折レーンに分岐。右折レーンの先頭で信号待ちをしていた。

▼しばらくして信号が青に。左右の安全を確認してゆっくりと交差点に進入、ハンドルを右に切る。その時、突如視界に現れたのは競技用自転車乗り。ものすごい勢いで追い抜かれた。突然の出来事に驚き急ブレーキをかけたため、反動で助手席の荷物が床に転がり落ちたほどだ。

▼現場検証すると、この競技用自転車乗りは赤信号で止まろうとしたが運良く青に変わったので、スピードを緩めることなく交差点に進入。そのまま勢い良く、自動車の外側から「まくり差し」(※)を決めて先頭に立ったというわけだ。

▼自転車は交差点を右折できない。二段階右折しなければ違反だ。内側からだろうが外側からだろうが、曲がっている最中の追い抜きは、する側にもされる側にも迷惑かつ危険だ。怒り心頭に発し「バカ野郎」と怒鳴りつけてやったが、窓が閉まっていたのが痛恨の極み。

※競艇用語


T字路を右折し「まくり差し」を決める競技用自転車乗り