2012年8月30日木曜日

日本の恥部「自転車は車道」を改めよ

▼今夏、ロンドン五輪の女子マラソンをテレビ観戦して気になったことがある。コースとなった市街地の道路上のところどころに自転車のマークが描かれていたのだ。そう、白線で区切られた自転車専用レーンだ。

▼ロンドンをはじめ欧州諸国では自転車レーンは、歩道ではなく車道に設置されている。で、これをもって「 自転車は車道」というのは違和感がある。「自転車は専用レーン」とした方が正確であろう。

▼もっとも日本でいう「自転車は車道」とは意味合いが全く異なる。国内ではトラックやバスと、身体がむき出しの自転車が同一の走行レーンを走っており、世界に類をみない凄惨(せいさん )な道路環境である。

▼このまま自転車乗りの安全をないがしろにしていいのか。欧州にならって専用レーンを設けるのもよい。その場合、自転車横断帯と相性の良い歩道に整備するのが合理的だ。



歩道に整備しないと使い勝手が悪く利用率が低い
(画像は神奈川県・川崎市の自転車道)

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