2012年12月28日金曜日

競技用自転車のサドル先端を上向きにせよ

▼都内繁華街を歩いていたときのこと。歩道上にはおびただしい数の自転車。もちろん違法駐車(迷惑駐輪)だ。その中にBMXという自転車が混じっていた。驚愕した。よく見るとサドルの先端が極端に上向きとなっているのだ。

▼転倒した際に強くぶつけたのか、それとも何者かにイタズラでもされたのか。サドルの支柱が変形したようにみえる。が、何ら異常はない。BMXは、ジャンプなど前輪を浮かす際に後方への重心移動をしやすくするため、サドル先端を上向きにして取り付けるとのことだ。

▼ ふと思ったのだが、このサドルばスピード抑止効果があるのではないか。というのも、上向き状態のサドルに座れば進行方向とは反対側、すなわち後輪に重心が かかりスピードを出しにくいらかだ。もっとも、男性のシンボルが圧迫されるため、勢いよくペダルをこぐことを躊躇しよう。

▼翻って、ド ロップハンドルの競技用自転車。前のめり姿勢で前輪に比重をかけスピードを出しやすい格好で走っている。ご案内のとおり、事故原因の大半は速度超過だ。そ こで、レース用に開発された競技用自転車のサドルの先端を上向きに取り付けることを義務付けてみてはどうか。スピード抑止につながり交通安全に資すると確 信する。


先端が空を向いているBMXのサドル

2012年12月21日金曜日

世捨人語 「自転車用ヘルメットより原付免許」

毎日新聞によると、宮城県警は自転車でパトロールする警察官にヘルメットを着用させるとのことです。13歳未満の子どもが自転車に乗る際には保護者がヘル メット着用を促す努力義務が課せられたのに、着用率が伸びやなんでいるということで、警察官が率先してかぶろうということです。

ところがどっこい。記事の最後に同県警の交通課長が「自転車事故の割合が突出して高い自転車通学の高校生に着用を呼びかけたい」とコメントしています。小学生以下の子供にとどまらず、保護者に努力義務が課せられていない高校生にまで着用を広めたいようです。

高校生は自転車事故で被害者となることが多いのでしょうか?それで、ヘルメットで頭部を守ろうということなのでしょうか?思うに、高校生が運転する自転車は、ケータイしながらの前方不注意やスピードの出し過ぎなど危険運転を起因とする、加害者になることが多いと思います。

い ずれにせよ、ヘルメットを着用したからといって事故は減りません。きちんとした安全教育が必要です。そこで、自転車通学者には原付バイクの運転免許を取得 させてみてはどうでしょうか?ルールやマナーを学ぶ最適な試験・講習です。幸い、原付免許は高校生(16歳以上)から取得できます。本物の免許証を持つこ とで意識が高まるでしょう。




交差点内で暴走する自転車



※参照 毎日新聞WEB(2012年12月20日)

2012年12月12日水曜日

競技用自転車乗りに「三角表示板」携行を義務付けよ

▼先日、競技用自転車乗りが道路脇に座り込んで何やらコソコソやっていた。自転車を逆さまに置いてタイヤを取り外している。どうやらパンクしたタイヤの修理をしているようだ。厳密には新品のチューブに取り換えている。

▼ 競技用自転車の極細タイヤ(チューブ)はパンパンに空気を入れる(高空気圧)ため、破裂寸前となっている。衝撃にすこぶるデリケートで、よくあるのが段差 を乗り越え時のリム打ちによるパンクだ。頻発するパンクに備え、競技用自転車乗りは小型空気入れと予備チューブをサドル下のポーチに常備しているほどだ。

▼しかし、道路上で故障車の修理をするのであれば、後続車に知らせなければ惨事となりかねない。そこで、パンクのリスクが高い競技用自転車には「三角表示板」の携行を義務づけてはどうか。

▼高速道路などで停車した際に設置が義務づけられている「停止表示器材」 (※)だ。反射板が備わっており昼夜問わず後続に知らせることができ、安全に作業ができる。カー用品店やホームセンターで手に入る。常時、自転車のフレームにくくりつけて緊急時に備えよ。


屋外パンク修理に必須の三角表示板


(※)道路交通法施行規則 第二章の六 停止表示器材の基準
(夜間用停止表示器材)
第9条の17 令第27条の6第1号の内閣府令で定める基準は、次に掲げるとおりとする。
1. 板状の停止表示器材(次条において「停止表示板」という。)にあつては、次に該当するものであること。
イ 別記様式第五の五又は別記様式第五の六に定める様式の中空の正立正三角形の反射部を有するものであること。
ロ 夜間、200メートルの距離から前照灯で照射した場合にその反射光を照射位置から容易に確認できるものであること。
ハ 反射光の色は、赤色であること。
ニ 路面上に垂直に設置できるものであること。

2012年12月6日木曜日

世捨人語 「飲酒運転の不吉な都市伝説」

師走に入り忘年会などで飲酒する機会も増えることかと思います。一向になくならないのが飲酒運転による悲惨な交通事故。厳罰化しても撲滅には至っていません。飲酒運転を絶対にさせない方法はないでしょうか?

小生は飲酒運転を絶対にしたくない理由があります。それは、飲酒運転という反道徳行為をすると厄災が降りかかり自分自身もしくは、家族や大切な人が飲酒ドライバーの被害者になるかもしれないという気がするからです。そうならないための験担ぎでもあります。

この「飲酒ドライバーの被害に遭う」というのは、ひょっとしたら事実かもしれません。警察は調べてみてはどうでしょうか。事実無根であったとしても不吉な「都市伝説」(迷信)として流布するのもいいのではないでしょうか。

「夜 に爪を切ると親の死に目にあえない」といった不吉な迷信を大人になっても頑なに信じている人がいるなど、都市伝説はそれなりに影響力があります。飲酒運転 にまつわる不吉な都市伝説が広まれば、警察の3流タレントを使った下手な撲滅キャンペーンよりも、よほど抑止力があるかと思います。


居酒屋の前には飲酒
運転予備軍の自転車


参照
「ヨタヨタ歩きで酒酔い運転罪」
飲酒運転を奨励する輩(やから)