2013年5月30日木曜日

世田谷通り 「闇ロードレース大会」参加者は名乗り出よ

▼5月26日(日曜日)午前8時30分ごろ、東京・世田谷区の世田谷通り(都道3号線)をクルマで走行中のこと。爆走競技用自転車乗りの集団にでくわした。その数10数人。神奈川県・川崎市方面に向かっている。多摩川の遊歩道(俗称サイクリングロード)へ行く途中なのであろうか。

▼で、しばらく進むと、別の爆走集団にでくわした。今度は3人ほどかと思いきや、そのすぐ後ろに8人ぐらいの集団が列をなして猛追している。クルマの進路をふさぐように横に広がったり、歩行者を蹴散らして横断歩道を爆走する輩(やから)まで現れた。

▼これら集団は同じ仲間とみた。必死の形相であるところから、タイムや順位を競っているに違いない。一般車両が通行する公道において、交通規制もせずスピードレースを行なうとは言語道断。クルマや原付バイクなら「共同危険行為」(道交法68条違反)で検挙されよう。

▼結局、世田谷区・砧のNHK放送研修センター前から同・三本杉陸橋交差点の間、わずか約500メートルで50台近くの競技用自転車とすれ違った。毎月第4日曜日に大会を開いているのか。いずれにせよ、レース主宰者及び参加者は正直に名乗り出てもらいたい。きつく灸を据えたい。


11台の爆走競技用自転車集団が猛進
(NHK放送研修センター前バス停付近)


先頭集団を猛追する3台の自転車。
軽トラックを挟んで8台が追走



環状8号線から斜め横断し世田谷通りへ右折
(三本杉陸橋交差点)

2013年5月23日木曜日

ばねのない自転車サドルを禁止せよ

▼競技用自転車に乗ると、おしりがすこぶる痛くなるという。アスファルトとコンクリートの境目や停止線を通過するときなど、わずかな段差でも衝撃・振動が伝わるため、筋肉や骨にダメージを与えているようだ。乗車後は歩くのが困難となるなど、日常生活に支障をきたす場合もあろう。

▼原因は、流線型の極細サドル。衝撃を吸収しにくい構造となっているのだ。で、競技用自転車乗りのなかには、分厚いパッドが入ったパンツを履いてごまかそうとしているが、根本的な解決に至っていない。衝撃を避けるため、段差などを通過するときは腰を浮かして運転している。

▼腰を浮かす行為は、衝撃度が高まる時速30キロ超の爆走時に必須となっているが、危険極まりない。重心が不安定となるため、ハンドルやブレーキをしっかりと操作できないばかりかバランスを崩し転倒しかねない。そもそも乗るだけで人体が痛くなるような乗り物は、欠陥品にほかならい。

▼ママチャリをみよ。サドルの下には、緩衝材としてばね(スプリング)が2本備わっている。段差を通過するとき座ったままでも激痛は走らない。乗り心地は柔らかいため、揺れが激しくなる高速走行を自制効果が期待できる。交通安全の観点から、ばねがない自転車サドルを禁止するよう法改正すべきだ。


路面の衝撃を吸収するサドルのばね

2013年5月10日金曜日

逆ドロップハンドルで安全を競え

▼2011年、当ブログで「ドロップハンドルはそのまま使うな」を発表し、ドロップハンドルの安全な使い方を提言した。下ハンドルの部分を逆さにして使用するものだ。背筋(せすじ)を伸ばして運転できるため、視野が広がり安全確認が格段に向上すると訴えた。

▼当ブログの影響か、この「逆ドロップハンドル」の使用が広がっているようで、目撃情報が寄せられている。今般、ついにカメラに収めることができた(画像)。都内某所で放置してあったところを撮影した。

▼ブレーキレバーに親指を引っかけてハンドルを握るため、小刻みなブレーキ操作が期待できそうだ。ハンドル位置が高いことで、手による合図をする時の腕の上げ下げをスムーズにできるほか、何よりもきつい前傾姿勢から解放され正しい姿勢で運転できるのが最大のメリットだ。

▼他の交通が行き交う公道で、頭を下げて猛進する攻撃的な姿勢でスピードを競っていては、競技用自転車乗りに対する国民の理解は得られない。「逆ドロップハンドル」にして、スピードでなく安全を競ってもらいたい。


逆ドロップハンドルの競技用自転車

2013年5月3日金曜日

競技用自転車に背もたれ設置を義務づけよ

▼ドロップハンドルの競技用自転車は、極端な前傾姿勢を強いられる。体が丸まっていれば、前がよくみえないわけで、安全運転に支障をきたす。スピードレースならまだしも、一般公道の走行においては不適切な姿勢である。

▼そこで、上半身を起こした状態で運転させる手立てとして、背もたれ設置を提案したい。画像を見よ。背もたれはU字型パイプを用い、後輪の車軸とサドルにボルトで固定するだけで、簡単に取り付けることができるのだ。

▼今回のサンプル画像の自転車は、背もたれ部分が腰のあたりまでしかなく短いが、頭部や背中がつけられる長さが適切だ。背もたれにぴったり体をつけて両腕を伸ばしてハンドルをしっかり握るのだ。

▼正面が良く見えるため、前方の信号や道路標識など指呼による安全確認がしやすくなる。また、後頭部に力を入れることによって、衝突時の被害軽減も期待できよう。ドロップハンドルの競技用自転車に背もたれ義務づけが急がれる。


背もたれ装着で、ドロップハンドル
自転車の前傾姿勢根絶を