2011年11月22日火曜日

世捨人語 『警察庁・交通局長、「自転車は歩道」を尊重』

21日の読売新聞朝刊に、自転車対策について警察庁の石井隆之・交通局長のインタビューが掲載してありました。「(自転車は)徐行なら歩道構わない」との 見出しに、多くの国民は安堵(あんど)の表情を浮かべたことでしょう。「車道走行徹底」というのは行き過ぎで、「自転車は歩道」という慣例を尊重した発言 であり、十分評価できます。

石井局長は、「高齢者や子供を乗せた保護者、前かごに荷物を積んだ人などは歩道で良い」と明言しています。「前かごに荷物を積んだ人」というのは、買い物袋を積んだ主婦など自転車利用の担い手であることは明白です。

競技用自転車ほかスポーツタイプの自転車には前かごがありません。これら自転車はブームで台頭してきており、乗り手は力任せに突っ走る野郎です。野郎が安全・安心をおびやかしています。当ブログでも「成人男性の自転車利用は控えよ」と提言したところです。

一 方、気になるのは石井局長の「スピードを楽しむ人は車道」という発言です。スピードを楽しむとは何事でしょうか?公道は遊び場ではありません。競技用自転 車の爆走練習を許しているかのようで遺憾に思います。訂正を求めるとともに、自転車固有の制限速度(時速15キロ)の法制化を強く要望します。

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歩道から追い出され迷走する自転車(新宿駅西口)




参照
成人男性の自転車利用は控えよ

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