▼自転車が交通の阻害なく走行できるスペースは路肩しか残されていない。路肩の幅は自転車のサイズに適していることからも理想でないか。が、小石が落ちていたりでこぼこであったり、必ずしも円滑に走行できる状態ではない。運転技能が求められる。
▼小学生の自転車教室を思い出せ。「 縄ばしご」を使った訓練がある。10メートルほどの縄ばしごを地面に置き、その上を自転車で通行するものだ。スピードを調整してはしごの段差を乗り越え、悪い道路状況でもバランス良く安全に走行できるよう技能を高めるものだ。
▼この縄ばしごは、路肩とほぼ同じ幅であり、路肩走行に最適な訓練でないか。 コツをつかんだ小学生は路肩を安全に走行できるであろう。自転車というのは危険な乗り物だ。 路肩は狭いだの排水溝のふたが危険だのと文句を垂れる前に、小学生を見習って縄ばしごで鍛えよ。
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交通の円滑に不可欠な競技用自転車の路肩走行