2011年12月7日水曜日

道交法で想定する自転車はこれだ

▼1970年(昭和45年)から40年余、自転車が歩道を走っても何ら問題ではなかった。ところがどっこい、ここ最近になって歩道を走る自転車がやり玉に挙がっている。原因は、成人男性の自転車利用が増えたことは、既に報じた()。次に考えられるのは、道路交通法で想定していた自転車が絶滅の危機にさらされているからでないか。

▼写真を見よ。20インチタイヤの自転車。これが、道交法で予定していた自転車でないか。前後にかごを装着。両足がしっかりと地面に着くサドル高。防寒のみならず、接触・転倒時にはプロテクターの役目を果たす握り手部分を覆うカバー。日本が誇る典型的なママチャリだ。





▼ペダル1回転で進む距離は短いなど、このママチャリで出せる最高速度はせいぜい時速15キロであろう。歩道では歩行者と共存できる安全な速度で走行が可能で、自転車固有の制限速度設定を論じる必要性もなく現在にいたる。

▼ 残念なことに、この20インチタイヤのママチャリは希少な存在となった。タイヤは大きくなり、また、電動アシスト車が普及するなど、スピード重視の自転車 が主流となった。歩道走行にも影響が出ており、現行の道交法で対応できない危険な状態となっている。自転車に制限速度を設けるのが時代の要請だ。早急に法 改正せよ。

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成人男性の自転車利用は控えよ

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