▼写真を見よ。20インチタイヤの自転車。これが、道交法で予定していた自転車でないか。前後にかごを装着。両足がしっかりと地面に着くサドル高。防寒のみならず、接触・転倒時にはプロテクターの役目を果たす握り手部分を覆うカバー。日本が誇る典型的なママチャリだ。
▼ペダル1回転で進む距離は短いなど、このママチャリで出せる最高速度はせいぜい時速15キロであろう。歩道では歩行者と共存できる安全な速度で走行が可能で、自転車固有の制限速度設定を論じる必要性もなく現在にいたる。
▼ 残念なことに、この20インチタイヤのママチャリは希少な存在となった。タイヤは大きくなり、また、電動アシスト車が普及するなど、スピード重視の自転車 が主流となった。歩道走行にも影響が出ており、現行の道交法で対応できない危険な状態となっている。自転車に制限速度を設けるのが時代の要請だ。早急に法 改正せよ。
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※成人男性の自転車利用は控えよ
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