2012年11月22日木曜日

発見!! 自転車の右側通行がもたらす相乗効果

▼先般、「車道を走る自転車は右側通行にせよ」を提言したところ驚くほど反響があった。今回、右側通行の安全性を裏付ける事例を紹介したい。都内・多摩川遊歩道(通称サイクリングロード)だ。今春あたりから新たな通行ルールが定められ、道路中央寄りは自転車のままで、両端を行く歩行者を右側通行としたのだ。

▼右側通行にした区間は府中市で、人出が多くしかも大人が横に4人並ぶと通れなくなるほど道幅が狭い。新ルールを適用した当社は戸惑いも見られたが、月日とともに徹底され、利用者から通行環境が向上したとの声が聞かれる。

▼ 歩行者のマナーが改善したからだ。これまで片側通路をふさぐように並んで歩く夫婦やカップルが、後ろから来る自転車の存在に気づかなかったことでトラブル の原因となっていた。歩行者を右側通行にし対峙させたところ、前から自転車が近づくなり脇に寄って進路を譲る気配りを見せるようになった。

▼ 車道を走る自転車とて同じだ。右側通行にすれば、後続の自動車が追い越しをしようとしても頑なに進路を譲らない厚かましい輩(やから)は排除されるわけ で、交通の円滑に資する。ドライバーのストレスが大幅に軽減することにもなり、弱者保護の思いやり運転に一段と磨きがかかると確信する。


右側通行となった歩行者のマナーが改善
(東京府中市の多摩川遊歩道)

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