2013年9月18日水曜日

自転車の子どもに車道を走らせるな

▼先日、片側1車線の道路をクルマで運転中、前方の乗用車がセンターラインを大きくはみだし車線変更した。どうやら自転車を追い越すようだ。視界に現れたのは自転車に乗った親子連れ。道路中央寄りに母親、路肩寄りに子どもが並び走行している(画像)。

▼子どもは、乗り慣れていないのか、ふらふらしながら1メートルほどペダルをこぐと、足をつけて止まってしまう。補助輪がないと長い距離を走行できないのであろう、危なっかしい。そのすぐ横を大型のSUV(多目的車)が通過したわけで、子どもが抱いた恐怖心は想像に絶するであろう。

▼反対車線にはガードレールで囲まれた歩道があるのに、母親の判断は非常に残念だ。ヘルメットをかぶらせても、身体がむきだしとなり走行が不安定となりがちな自転車で、子どもに車道を走らせるのは虐待に等しい。

▼それにしても「自転車は車道 」という言葉が一人歩きしていないか。道交法は、人力車や馬車が走る道路を想定して制定されたものだ。4輪の自動車が主役となった現代の車道にはそぐわない規定が残っている。時代錯誤的な条文を放置した立法府の責任は重い。軽車両(自転車)に関する部分は抜本的に改正すべきだ。



車道を走る恐怖からか、子どもの足は小刻み
に震えていた

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